氷玉峠(時空の路)ごえで大内宿・湯野上・芦ノ牧温泉

氷玉峠は大内宿の北にある峠で、下野街道(南山通り、日光街道)の要所だった。今は交通量が少ないので、大内宿への裏道として利用されている。
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氷玉峠は交通量が少なく、標高差が600mほどあるので、毎年5月には、「時空の路ヒルクライム」が催されている。会津本郷の公民館前あたりをスタートし氷玉峠をゴールとする大会で800人くらいの参加がある。そのコースを含むように、会津若松駅前を出発ゴールにして、ルートを引いてみた。

ルートについて

会津若松から旧会津本郷町までは旧道を中心にルートを引いた。会津本郷から氷玉峠まではヒルクライムレースのルート。GPSログを取れば、STRAVAでバーチャルレースができる。

湯野上温泉から大川ダムトンネルまでの道は交通量の多い国道を通るしかない。路幅が狭く、見通しもよくないので、注意が必要。大川ダムトンネルからいくつか続くトンネルを通るのはおすすめしないので、上のルートマップでは裏道を引いている。

大川ダムのトンネル前の信号で右に折れ旧道に入ると、小出という小奇麗な集落を通って大川ダム湖(若郷湖)を跨ぐ橋を渡る。この前後の曲がりくねった道を走るときの風景の変化は美しい。

橋を越え、坂を登ると、右に駅があり、その前に桑原という集落がある。会津鉄道が「芦ノ牧温泉南」に改名する前は駅名も桑原だった。桑原はダムの底から集団移転してきた村だが、建物はなぜか古っぽい。多分、蔵などはそのまんま移設したのだろう。家々はきれいに並んでいる。集落と線路との間には桜並木の路もある。誰に賞賛されることもない、美しい集落だ。

芦ノ牧温泉にも旧道経由で裏から入るのがおすすめ。ここには足湯はあるが日帰り入浴は聞いたことがない。

引き続き、旧道を下ると芦ノ牧温泉駅に着く。ここはJR時代は「上三寄」という駅だったが、改称された。芦ノ牧温泉までは4kmある。芦ノ牧温泉駅にはネコ駅長の「ばす」(猫バスに似ているから)がいるが、最近は高齢のためいつも寝ている。写真は、2008年の10月、秋の紅葉のはじまる前に早朝サイクリングをしたときのもの。今は「らぶ」が見習い猫駅員をしているらしいが見かけたことはない。

芦ノ牧温泉駅近くには、牛乳屋食堂、うえんで食堂、ばんげや食堂の三大ラーメン屋がある。牛乳屋が一番混んでいる。

会津若松への戻り道としては、大川サイクリングロードが川の東と西にある。鉄路や道路との交差点が通りやすいのは東側。会津本郷温泉に入るなら西側を行く。ルート図は西側に引いてある。

氷玉峠

氷玉峠への道


大川ダムを跨ぐ橋

大川ダムを跨ぐ橋


芦ノ牧温泉駅のネコ駅長

芦ノ牧温泉駅のネコ駅長「ばす」

大内宿

自転車であれば、どこにでも駐輪できるが、秋のハイシーズンは渋滞するので、車で行くと駐車もままならない(北側の「食の館」に駐車して裏から歩いて入るといい)。昼食を取るのに1時間以上は覚悟する必要がある。

温泉

サイクリング後に風呂に入りたい向きは、湯野上温泉駅前の日帰り入浴(複数あり)、大川サイクリングロード沿いの本郷温泉湯陶里、会津若松駅の左にある「富士の湯」(天然温泉ではない)がある。足湯なら、湯野上温泉駅横と芦ノ牧温泉にある。
(2015/9/27更新)

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