原発から4kmの海岸といっても、空間放射線量は1時間あたり0.078μSv。東京0.04μSv/hの倍だが、ローマ0.2μSv/hの半分以下。ここに1年間住んだとして年間被爆量日本人平均2.1mSvが2.4mSvになるレベル。先週、胃のバリウム検査で3mSv被爆してる身の上ゆえ、気にはしない。(だからって、ここに来てくださいとは言いませんよ。ひとりで楽しんでいるのであります。)
そこに「ふたばマリンハウス」という海の家がある。震災のときには津波で2階まで内部が完全に破壊されたが、3階に一人の住民が避難して助かった。いまも海岸に体の3分の2を破壊されたまま立っている。帰還困難区域にギリギリ入っているので、今は建物には近づけない。
福島県の海岸のほとんどは大きな堤防で遮られて陸側からは海が見えなくなりつつあるが、このあたりに海岸がそのまま残されているエリアがまだわずかにある。ここは中浜海岸と言われていた。工事が止まっている日曜の天気がいい日にいくと、とても気持ちがいい。
中浜海岸も、2018年7月には防潮堤工事がはじまって、入れなくなる。砂浜が見える最後の海岸が姿を消す。

双葉町中浜の海岸 遠くにマリンハウス
- 南相馬市小高区の堤防
- 小高区村上の池
- 小高区浦尻
- 小高区と浪江の境界付近
- 浪江町請戸
- ふたばマリンハウスは帰還困難区域の北端
- 双葉町中浜の枯れ木
- 請戸小学校
- 浪江町請戸
- 浪江町請戸
- 浪江町棚塩
- 南相馬市萱浜の菜の花畑