
猪苗代湖は周囲60kmの日本で4番目に大きい湖。標高500mにあるため、冬は厳しく夏は比較的涼しい。北岸を除けば交通量が少ないので自転車で気持よく走ることができる。道は基本的に平坦だが南西部に小さめの峠道がある。下に、輪行してJR磐越西線猪苗代駅から出発し左回りする想定でルートを引いた。
駐車場
車で来て走るなら、北岸は東の上戸浜県営駐車場、西の会津レクレーション公園、中央の野口記念館の裏の三条潟県営駐車場がおすすめ。北岸以外ならどこかしらに駐車スペースを見つけられると思う。→末尾の地図を参照
道に迷いやすいのは西岸あたり

スタートしたら左側に湖があるので大きく道に迷うことはないと思う。白鳥浜、長浜、小石浜、中田浜、崎川浜、秋山浜、青松浜、鬼沼、舟津浜、舘浜、横沢浜、浜路浜、上戸浜、志田浜と続く浜の名を左に書いた。迷子にならないよう注意すべき場所は西岸の二か所(後述)。
北岸
上の地図のコースは猪苗代駅を出発し、白鳥浜から湖岸を走りはじめる。白鳥浜の旧セブンイレブンから野口記念館まではサイクリングロードがある。田んぼやそば畑と湖の間をのんびりと4km弱走れる。サイクリングロードの西端には猪苗代町サイクルセンターなる施設があるがトイレと休憩スペースがあるだけなので素通りでいい。さらにその西には野口英世記念館や食堂・土産屋・レンタル自転車屋などがある。英世の生家の柱には「志を得ざれば再び此の地を踏まず」と彫られている。
サイクリングロードを終えたら、しばらくは49号国道を走るしかない。49号は交通量が多いので注意と我慢が必要。




西岸
北西部には、県立会津レクレーション公園やオートキャンプで有名な猪苗代モビレージ、産業遺産の十六橋水門とその設計を指導したオランダ人技師ファンドールンの像などがある。ここから会津若松市に入る。



会津レク公園を過ぎた最初の十字路を左折し中田浜方面へ向かう(道路上に案内板がある)。ここから中田浜、崎川浜と湖水浴場がつづく西岸は湖岸道路からの眺めがよく、車も少ない。

会津レク公園を過ぎて左折すると湖岸道路に出る
中田浜を過ぎると小さな難所「小峠」がある。小さい峠だが勾配は急。100mもない区間だが、15%の坂があり、湖一周でここだけ足をつく人がいる。頂上には半島と磐梯山を望むフォトスポットがあるが最近は木が伸びて景色が見えない
いったん下って崎川浜を過ぎると最大の難所「金山」にぶつかる。平たい田んぼ道が文字通り山にぶつかる感じになっている。ここは特に道に迷う人が多いので注意。山に向かってぶつかるまで直進し、ぶつかったところで右折すること。50mほど行って左折160度すると舗装の林道(激坂)に入る。
金山ルートはフタコブラクダの形をしていて、標高差150mを登って下りはじめてよろこんでいるともうひとつコブがある。ちょっとつらいが、このくらいの登りがあった方が走りがいがあるし、山を降りて湖面が見えたときの喜びもある。
山を登らないルート
坂が苦手な人には、金山を迂回して「原」という集落から黒森峠トンネルを通るルートもある。
→猪苗代湖一周黒森トンネル経由
山の東をカヤックで漕ぎ秋山浜へ
南岸
金山を下ると再び湖岸に出る。ひと山越えた喜びで湖岸の風景が感動的に見える。ここからは郡山市湖南町となる。秋山浜、青松浜、鬼沼、舟津浜とおだやかな湖岸風景が続く。
東岸
ゴールへ
猪苗代湖一周記念のステッカー
猪苗代を走った記念にステッカーはいかが? 東岸の浜路浜にあるパン屋こむぎ(木金土日営業の小さなパン屋=郡山市湖南町浜路字中大沢941=下の地図参照)でお配りしています。青・緑の2種に限りますが舟津の太田屋菓子店(郡山市湖南町舟津字舟津848)および太田屋旅館(郡山市湖南町舟津鰌浜4807)でもお配りしています。一人一周につき1枚ですよ。
食料補給
西・南・東の道路沿いにはほぼ何もないと思っていい。
- 猪苗代町役場隣の「らねーじゅ」・・・そばがうまい。ソースカツどんとセットで。混んでる。
- 舟津公園太田屋・・・そば、饅頭天ぷら等ある。お店の照明が暗いがご心配なく。
- 大阪屋(湖南町福良)のラーメン・・・うまいがこのコースからは外れる
- えびな食堂(湖南町三代)のラーメン・・・このコースから外れる
- かしわや(湖南町三代)のラーメン・・・このコースから外れる
- 野口記念館周辺・・・いくつも食べるところがある
- 長浜のみなとや・・・中華。
- 浜路浜のパン屋こむぎ・・・木金土日営業の小さなパン屋
- 志田浜・・・ソフトクリーム屋や食堂が並ぶ。ゼビオが再開発中。
猪苗代湖へ自転車でアクセス
- 会津若松からなら標高差600mを登って背あぶり山を越えるか、滝沢北新道(旧49号)を越えるとよい
- MTBなら北西の滝沢旧峠道と特別天然記念物赤井谷地を通るのもいいが、上りはつらいので猪苗代から会津若松への下りで使うのがおすすめ。
- 郡山駅からなら郡山あたりの坂バカの聖地御霊櫃峠を越えるのが険しいけれど風情があっていい(冬から春先は雪で通行不能)。三森峠(県道6号)はもっと楽に越えられる。国道49号は交通量が多いのでおすすめしない(都会に比べればなんてことないが)。
- 白河からなら白河街道をたどって勢至堂峠を越えるのがおすすめ
- 須賀川あたりから諏訪峠(県道67号)というのもある。近接の鶏峠はただのヤブ。
- 会津鉄道の湯野上温泉駅あたりからなら馬入峠が全舗装(ただし細道)。
お盆休みにイナイチしてきました。。。確かに15%の坂は結構応えましたね〜
そのあとの金山も意外に長く、10%前後の坂なので面白いですね!
太田菓子店でイナイチステッカーをいただきましたぁ。
すごく良いおばちゃんで話しやすかったです。。
おばちゃん曰く”ウチでも配ってるのにあまり貰いに来る人いないのよぉ”と言うことなので
貰ってない方、これから貰う方〜是非とも貰って帰ってくださいね。
昨日、猪苗代湖を一周してきました。天気にも恵まれ、素晴らしい旅になりました。会津若松からのスタートでしたが、ルート作りに大変参考になりました。宿泊助成も記念シールもゲットしました。ありがとうございました!
到着が遅かったので、東の上戸浜県営駐車場から黒森峠トンネルまでの往復をサイクリングしました。
とても参考になりました。ありがとうございます。*\(^o^)/*
自転車がまだ高級な乗り物だった頃、私の自転車を買うため、父は電車に乗らないで自転車で通勤してしていたと母に聞きました。60年前の話ですが。
それから、私は自転車をみると父との懐かしい思い出がわいてきます。買ってもらった自転車、跨ぐことができない子供たちは三角乗りです。いまは細身で軽くて、高原を走っている自転車姿はとても素敵ですが、あの高級自転車は三角乗りはできないのでしょうね。
古い自転車で三角乗りで猪苗代のでこぼこ道を走ってみたいな。
「おーい磐梯山」「おーい・・・」
猪苗代湖一周サイクリングは、最高のルートだと思います。
しかし、北岸の交通量の問題はもちろんですが、それ以上に路面の悪さにとても恐怖を感じます。
私は、赤崎の山越えルートはあまり使いません。黒森トンネルのルートのほうでsね。
当方、中田浜でセーリングを楽しんでいる集団です。
最近は、新しいクラブ員が加入せず、高齢化が進んでいます。
皆さんは「ヨットはお金のかかる道楽」と思われている方がほとんどだと思いますが、実はゴルフよりもお金がかからないスポーツです。
このコメントを見た方で興味のある方はまず、以下をクリック!
http://48591961.at.webry.info/
私たちと一緒にセーリングしませんか?
湖の周辺をきれいにすること活動に同感、そして賛同します!
今度、当方のクラブへも取材に来てください!
この暑い夏に神奈川まで走ったんならどこでも行けますね。私が会津に来て最初に走ったのが新潟往復でしたが、西会津町の徳沢駅から磐越西線と阿賀野川に沿って走る山間の道はいい感じでした。
こんにちわ。実家が郡山なので、お盆の帰省の際、輪行で自転車を持って帰り、猪苗代湖を一周しました。その際にこのブログを参考にさせて頂き大変助かりました。マップと写真とコメントで、迷う事無く一周できました。正直言うと、油断したためか、猪苗代駅から湖に出るまでと、帰りに少し迷いました(笑い)。中学・高校と郡山で過ごしましたが、猪苗代湖を一周したのははじめてです。あらためて、猪苗代湖の美しさ、福島の美しさを全身で感じる事が出来ました。帰りは、日光に一泊し、自宅の神奈川県・大和市まで自転車で帰ってみました。アップダウンなどもあり、可能かどうかわかりませんが、今度は新潟あたりまで行ってみたいと思います。ありがとうございました。
中田浜は、一般の人にはあまり知られてないですが、美しいところですよね。夏はヨット遊びなどをする人がいて賑わい、それもいいのですが、晩秋や春先の誰もいないころの静かな浜も心休まります。お盆のときは私も実家に帰りますが、それ以外の週末に猪苗代一周をするときは、一緒に走りますよ。よろしければ声をかけてください。ママチャリでも5時間くらいで一周できます。
はじめまして(^^♪
たのしく拝見させて頂いております。
私は神奈川県在住なのですが、父親の実家が中田浜の部落なので
毎年、お盆の時期は会津のあちこちを探索しております。
見どころがいっぱいで、とても良いところですね。気持ちも和みます。(^^)
私もいづれ、猪苗代湖を自転車で一周してみたいと思っております。
今後とも宜しくお願い致します。